1.キャッシュレス決済を用いていない若者は何?
2024年現在、世には数多のキャッスレス決済、即ち現金を用いない決済方法が存在している。キャッシュレス決済の利点は大きく分けて以下の3点である。
- 現金を持ち歩く必要がなくなる(定期的に引き出す必要がない)
- レジにて小銭、紙幣を取り出す手間がなくなる
- 支払額に応じて還元される
これらの利点はどれも大きなものであるというのは、一般的な日常生活を送る人であれば理解してもらえると思う。ということで、以下、おすすめ、というか私が使っているキャッシュレス決済方法を紹介する。
2.セブンイレブンのレジにて脳死で「ペイペイデ!」と言っている若者は何?
私が頻繁に利用するコンビニはローソンだが、いずれにしろ、私の前の若い客が店員に向かってPayPay払いをする旨を表明している光景をよく目にする。そのたびに、私は彼らがなぜそのような不便で還元率の低い決済方法、もう少し付け加えておくと、半濁音の2つも入った幼稚な印象を与える単語を恥ずかしげもなく使えるのかと疑問に思う。
というわけで、まず最初に紹介するのは、三井住友カード(NL)である。散々、マネーリテラシー系インフルエンサーがSNS, YouTubeでこれについて発信しまくっているので、受け売りっぽくなってしまって恥ずかしいが、どう考えても、ファミマ以外の大手コンビニ、つまり、セブンイレブン、ローソン、ミニストップそしてセイコーマートでの決済方法は、三井住友カード(NL)のスマホタッチ決済以外ありえない。なぜなら、最低でも常に7%の還元が見込めるからだ。常に、基本的にどんな商品を買ってもである。最低でも、と書いたように、この還元率は、いくつかの要件を達成することで、最高で20%まで上げることができる。ただし、その要件の中には「SMBCモビットとのお取引」とか「住宅ローンのお取引」とか、後者はまだしも、前者はポイントを得るために金を借りるというポイント中毒者向けのかなりハードルが高いものなので、一般人は比較的達成しやすい「vpassアプリログイン」などをクリアして10%前後まで還元率を上げるのが現実的であろう。
また、特筆しておきたいのが、決済の便利さである。「ペイペイデ!」の人たちは「ペイペイデ!」と言ったあとにペイペイを起動して(順序が逆かもしれないが)、ペイペイの画面を見せるために手首を腕に平行または垂直に回転させて見せる必要がある。そして決済終了後に「ペイペイ!」という滑稽な音を後ろの客または店員または店内にいる人たちに聞かせる必要がある。それに対して、スマホタッチ決済は「VISAで!」「クレジットで!」と言って、決済端末にかざせばよい。決済音も「ピー」だけである。たいていの場合、初期設定ではロック解除しなくても決済できるようになっている(そんなことはいたるところに書いてある)。わざわざ解除して決済している国語弱者には優しく教えてあげよう。2024年半ばにGoogle Walletの仕様変更が行われて、必ずロック解除をしないとタッチ決済できなくなった。めんどくさいけどスマホ落としたら終わりなので仕方ないか?Apple Payは知りません。
また、この高還元率キャンペーンは、コンビニだけでなく、マクドナルド、サイゼリヤ、その他飲食チェーン店なども対象である。正直私はコンビニ以外の対象店舗にほとんど行かないが(特にすき家なんかに行く意味が分からない、松屋か吉野家に行けよ)、それらの店舗に行く人は作って絶対に損しないだろう。
3.恥を忍んでLINE Payを使え!(※2024年11月30日まで)
この記事を書き始めたのは2024年の4月ごろだったと思うのだが、めんどくさくなってしばらく執筆を中断している間に、本項で紹介しようと思っていたサービスの終了が予告された。笑えない。とりあえず紹介しよう。
前項でPayPayを散々批判したわけだが、なんとわたしはLINEPayのヘビーユーザーである(※2024年11月30日まで)。つまり、LINEPayはQRコードを読み取るタイプの PayPay との互換があるので、実のところ、私も恥を忍んで ペイペイデ! としばしば言っているのである。LINEPay支払いに対応しているところでは「QRで」とか「バーコードで」とか言っているが。
なぜLINEPayなどという全然流行っていない決済方法を用いているのかと言うと、LINEPayに三井住友カードを紐づけて決済をすると還元率が驚異の3パーセントになるという神サービスを三井住友カードが行っているからである(※2024年11月30日まで)(学生ポイント|クレジットカードの三井住友VISAカード)。LINEポイントが還元されても仕方ないよ。と思った方もいるかもしれないが、そうではない。なんと3パーセント分Vポイントが返ってくるのである。私はこのサービスに2023年の初頭に気付き、今まででLINEPayのみで100万くらい使ったので、 累計で3万ポイント超のvポイントをゲットした。ウハウハである。
ただし、ご存じの方もいるかもしれないが、せっかくメッセージアプリと紐づいているのに親会社の合併でPayPayに完全にお株を奪われたLINEPayは、2025年にサービスを終了するのである。それに先立って、このサービスの2024年11月30日付での終了が発表された。あな悲しき。
だが、まだサービス修了まで10日間残されている(執筆現在:2024年11月19日)。今からでも遅くない。例えば、
- ビックカメラのオンラインショップで家電を買う
- 年金を払う
などは高額であるし、今からでも十分恩恵を受けられるだろう。実は、納税もLINEPayでできたのだが、2024年11月末で終了してしまうので、もうその恩恵は受けられない。つまり、昨年度まではこのサービスを知っている学生納税者、特に給与をもらっている大学院生はウハウハだった。知らぬが仏であったかもしれない。
4. LINEPay終了後はどうする?
学生限定の超高還元サービスは11月末で終了してしまうことは前項で紹介した。サービス終了は悲しいが、正直、もうあの億劫なQRコード決済をしなくていいと思うと、若干の喜びを感じるのが本音である。12月以降はもうクレジットカード以外は使うつもりはない。
では、具体的にどのカードを使うのか?それは、三井住友カード ゴールド(NL)である。「ちょっと待ってくれ、さっきお前は三井住友カード(NL)と言っていたじゃないか、いつの間にゴールドを手に入れたんだ 」と、こんな記事を頭からちゃんと読んでいる人はそう思うかもしれない。お答えしよう。この記事の執筆を中断している合間である。第2項を書き終えた時点では三井住友カード ゴールド(NL)ではなく、三井住友カード(NL)を持っていたのだが、執筆をサボっている間に、年間100万円決済を達成して、ゴールドカードの招待が来たのでアップグレードした。年会費は無料である。
大学院生のくせに年間100万円決済できた理由は、大学院生だからである。大学院生、少なくとも私の分野の大学院生は出張が死ぬほど多い。 そして少なくとも私の大学の精算システムでは、旅費は最初個人が立替払を行うので、そこで決済額がかなり稼げるのだ。税金をvポイントに変えているような気もしなくもないが、これ以外に方法はないのである。同年代の勤労社会人に比べ収入はかなり少ないのでこれくらいは許してほしい。
ゴールドになると何が良いかというと、還元率が0.5%から1.5%になる。正確には、基本還元率は0.5%で一緒だが、年間100万円決済すれば、10000ポイント貰えるので、実質的に還元率が1.5%になるというわけだ。そもそもゴールドカードの招待を得るためにノーマルカードで100万円決済しているのだから、ゴールドカードで100万円決済するのは容易いだろう。尚、私はゴールドカード発行後から怒涛の出張が入り、半年で100万円決済を達成しそうな見込みである。
ただし、100万円決済を達成した後は、たとえ200万円決済したとしてもまた10000ポイント貰えるわけではないし、10000ポイントも年に一回もらえるだけなので、私が今月100万円決済を達成しようと、10000ポイントを貰えるのは来年の6月ごろである。そのため、三井住友カードゴールド (NL)で100万円決済を行った後は、Oliveゴールドで同じく100万円決済を行おうかな、と考えている。今後半年も出張がかなりありそうだからである。Oliveゴールドはカードにキャッシュカードの機能がついているだけで、基本的には三井住友カードゴールド(NL)と同じで、つまり、年間200万円決済する場合は、100万円ずつ三井住友カードゴールド(NL)とOliveゴールドで決済することで、還元率が1.5%になるということだ。
5.仮まとめ
2024年11月19日現在でいったん執筆を完了してこの記事を公開しようと思う。LINEPayの学生ポイントサービスの終了が近づいているからである。結局三井住友カードのことしか書かなかったが、他にも紹介したい決済方法があるので、いつか紹介したいと思うが、基本的には三井住友カードのサブとして持っておくものであるから、めんどくさいことを考えたくない人は、黙って三井住友カードを使い続けるのが一番いいと思う。